炭水化物を全く摂取しないことはデメリットが非常に大きい

糖質制限ダイエットをすると簡単に痩せられるというイメージがありますが、炭水化物を全く摂取しないことはデメリットが非常に大きいので適度に摂取する必要があります。

炭水化物は体の中でブドウ糖に変化をして小腸から吸収されて、脳や筋肉に蓄えられますが、ブドウ糖が不足してしまうと筋肉の材料のたんぱく質をケトン体に変化させて、そこからブドウ糖を作ってエネルギーにします。

ブドウ糖を全く摂取しないとこのケトン体からエネルギーを作り続けますが、この働きは肝臓をはじめとする内臓機能に負担になるので長期間続けると認知症や肝臓病、腎臓病のリスクを高めます。

正しい糖質制限ダイエットは、まず最初にカロリー密度について知る必要があります。カロリー密度は重量に対してどれだけのエネルギーが含まれているのかということで、例えばみかんは30グラムで20キロカロリーですが、同じ重さのケーキは250キロカロリーになります。ケーキのほうがエネルギーが凝縮されているのでカロリー密度が高くなります。

糖質制限ダイエットをするときにはカロリー密度の高い食品を食べないようにするのが基本です。次にグリセミックインデックス(GI値)と呼ばれる炭水化物の消化速度の数値を知り、なるべくゆっくり消化される炭水化物を食べるようにします。

GI値は低いほどブドウ糖になりにくいので、ダイエットを効率よく進めることができます。例えば主食のGI値を比較するとごはんやパンは90以上になりますが、パスタやそばは60程度になります。

この結果を見れば糖質制限ダイエットにはパスタやそばの方が向いていることになります。そして食べる量ですが、これは体の大きさや筋肉の付き方によって異なりますが、一般的には1食あたり50グラム程度に抑える必要があります。

炭水化物は脳のエネルギー源なので摂取しなければなりませんが、摂り過ぎると脂肪として蓄積されるので必要最低限の量だけ食べるようにします。また糖質制限ダイエットに難消化性デキストリンやサラシアなどを併用すると吸収されるブドウ糖を適度に減らすことができるので、ダイエットの効率を高めることができます。

糖質制限ダイエットと難消化性デキストリンなどの併用で平均すると1ヶ月で2キロから5キロくらい減少できます。

また医師に相談をして糖尿病治療薬を処方してもらえる場合には、短期間でのダイエットが可能になるので、太り過ぎて生活に支障が出ている場合はダイエット外来などを受診して治療薬を処方してもらうことも選択肢の一つになります。